~ 北陸地域の技術者同士でワンチーム作りの秘訣を語り合おう! ~
『ものがたり』継承法*の実践ワークショップ
プロジェクトの成功に欠かせないチーム構築力
*『ものがたり』継承法:プロジェクトマネジメントの実践的な知恵を『ものがたり』を介して他者に伝える継承方法である。 詳しくは、事前配布ビデオで説明します。

講座の目的

当講座の大きな目的は、地元の技術者ならではのチーム作りに関する悩みや苦労、知恵を共有し合い、参加者の皆さんのチーム構築力を高めると共に、地元の技術者同士の人間関係を構築することにあります。
また、技術変化の激しい時代には、先達が残した知恵を確実に継承(伝播・伝承)しながら、互いに最新の技術や技能をリアルタイムに伝え合うことも大切なことです。
『ものがたり』継承法を実践するワークショップ(参加者が主体となる体験型講座)では、先達の知恵を継承しつつ互いの知恵を伝え合うことの大切を学ぶともに、以下の4つの能力を鍛えることも目的としています。
① 伝えたいことを文書に表現できる執筆力
② 辛抱強く相手の話を聞く傾聴力
③ 他人の経験から物事の本質を掴む洞察力
④ その本質を他人に伝える『物語る能力』

講座の概要

チーム構築力は、PM(プロジェクトマネジメント)のグローバル標準であるPMBOK® 第7版がPMの12の原理・原則の一つに「協同的なチーム環境を構築すること」を取り上げているとおり、どんな業種や規模のプロジェクトにも、欠かすことができない知恵・力です。
協同的なチーム環境の構築に失敗すると、メンバー間での衝突を繰り返し、コミュニケーションの断然が起こります。その結果、生産性が低下し納期が遅延したり、緊急事態が発生しても報告が上がらなかったり、期待したとおりに成果物が完成できなかったりして、プロジェクトは失敗します。
チーム構築力は、いままでのプロジェクトでも重要でしたが、昨今、更に重要になっています。なぜなら、昨今のプロジェクトは、DX(デジタル変革)プロジェクトに見られるように、各種の最新技術や様々な専門業務知識を持つ人材で構成され、てんでんばらばらな価値観を持つ人材の寄せ集めだからです。
つまり、各人材は、仕事への取組姿勢や行動スタイル、プロジェクト参加の動機(プロジェクトで身につけたい技術や知識、成し遂げたいこと)、プロジェクト運営に関する考え方が異なっています。このようなてんでんばらばらな価値観を持つ人材を、ゴールに向けて一丸となって結集し、プロジェクト目標を達成できるワンチームに作り変えることは、容易なことではありません。
当講座では、北陸地域の技術者が今まで経験した、チーム作りの成功経験や失敗経験を互いに持ち寄り、ワンチーム作りの秘訣や失敗の真因を共有します。

開催日程 

2026年130日(金) 9:30~17:30
                             北陸先端科学技術大学院大学 金沢駅前オフィス
                             (金沢市本町2ー15ー1 ポルテ金沢9F)

対象者

現場技術者、チームリーダー、プロジェクトマネージャー

受講料

30,000円(昼食弁当付き  税込み)
※お支払いは申込受付時にお知らせする銀行口座にお振り込みください。
※ご参加頂いた方には、『ものがたり研究会』が発刊した書籍をプレゼント。『ものがたり』の実例も収録されていますので、ぜひお読みください。

定員

12名 (1月30日は会場で実施)
※申込者が定員に満たない場合は中止となります。その場合、入金いただきました受講料は返金いたします。
 (最少催行人員8名)

参加申込

こちらの申し込みフォームからお申し込みください。
申込締切:2026年日(
※定員になり次第締め切りますので、受講をご希望の方はお早めにお申し込みください。
★ 講座当日に、可能な方はPowerPointを使用できるパソコンをお持ちください。
  Wi-Fi環境を準備しております。

チラシ

プロジェクトの成功に欠かせないチーム構築力の高め方

事前課題の実施のお願い

①事前配布ビデオ(4時間程度)の視聴
2026年1月16日(金)~1月22日(木)
受講される方は、事前にビデオを視聴頂き、『ものがたり』継承法について学ぶと共に、チーム構築力がプロジェクト成功に不可欠な理由と、チーム構築力について、理論と『ものがたり』事例で深く理解ください。
【事前配布ビデオの目次】(変更する場合がございます)
■『ものがたり』継承法に関する説明(補助教材の第1部の概要紹介)
■ プロジェクトの成功にチーム構築力が不可欠な理由
■ プロジェクトに不可欠なチーム構築力とは
■ チーム構築力の秘訣を伝える『ものがたり』事例の紹介
■ 事前課題についての説明

②箇条書きメモ(A4両面1枚程度)の提出
2026年1月26日(月)
ご自身のチーム作りの成功の経験、または失敗の経験を箇条書きにまとめて提出下さい。
チーム作りの経験が無い方は、補助教材に収録されている第3話の『ものがたり』をチーム作りに関する失敗事例と捉えて、箇条書きメモにまとめてください。

③疑問点に関する質問
2026年1月16日(金)~1月23日(金)
ビデオの内容や箇条書きに関するまとめ方に関する質問はメールでお問い合わせください。
お申し込み後に、メールアドレスをお知らせいたします。

講師

吉野 均 氏 
物語りラボ 代表、日本プロジェクトマネジメント協会(PMAJ)理事

講師略歴:
1977年3月東京工業大学卒業。同年4月富士通株式会社に入社。現役時代37年間は、主に金融機関様などのお客様向けプロジェクトを、担当者・リーダー・管理者・責任者の立場から経験。現場で起こる様々な課題解決を通し、プロジェクトマネジメント(PM)力を身に付けた。2014年6月嘱託再雇用後の5年半は、IT技術者の現場力・実践力といったナレッジ継承活動に取組み、その活動を通してユニークなPMノウハウ継承法である『ものがたり継承法』を確立した。退職直後の2020年1月より、在職時の43年間の経験を活かしてPMの講師業とノウハウ継承のコンサルタント業を開始。2022年4月 日本プロジェクトマネジメント協会(PMAJ)内にPMノウハウ研究会SIG (略称 ものがたり研究会) を立ち上げ、『ものがたり継承法』の洗練と普及に向けて活動中。2025年7月PMAJ理事に就任。
・2018年  8月 PM学会「文献賞」受賞 : 「ものがたり」を使ってPMナレッジを継承
・2018年12月   PM学会誌に論文掲載 : 『ものがたり』 を介したPM実践知の継承法
・2020年  8月 社会情報大学院大学 実務家教員養成課程 修了
・2020年11月 PM学会秋季大会論文発表 : 疑似体験が経験を補完できる条件に関する考察
・2021年11月 PM学会秋季大会論文発表 : 未成熟な 『PM基本知識』 と機能しない 『経験で継承』
・2023年  9月 『ものがたり研究会』PMAJ優秀貢献賞を受賞
                       PMシンポジウム2023録画講演:PMBOK® 第7版12の原理・原則を事例で伝える物語
・2024年  9月 PMシンポジウム2024録画講演:PMBOK® 第7版12の原理・原則を伝える『秘密のエピソード』
・2025年  8月 『ものがたり』研究会「実践的な知恵を伝える『ものがたり』集・創刊号
                     「炎上必至のプロジェクト その時あなたは?」を発刊
・2025年  9月 PMシンポジウム2025録画講演:『秘密のエピソード』で学ぶPMBOK® 第7版12の原理・原則
『ものがたり』研究会のPMシンポジウム2024の録画講演「PMBOK® 第7版12の原理・原則を事例で伝える『秘密のエピソード』~ものがたり研究会成果ご紹介~の概要がYouTube動画約10分で  こちらからご視聴いただけます。

スケジュール

ワークショップ形式で受講者主体の演習を中心に進めます。
なお、昼休みを除いて休憩時間は設定していませんので、グループ内で相談し、休憩してください。
また、昼休みについても進捗の状況に応じて適宜、演習を実施頂ければと思います。
ぜひ、積極的な意見交換ができるようご協力をお願いします。
*時間割は、参加者の人数で変更する場合があります。

9:30 ~ 9:40 1. オープニング   
9:40 ~ 10:10 2. アイスブレーク演習 クラス(講座に参加された全員)で各自2分程度の自己紹介
10:10 ~ 10:30 3. 演習の進め方の説明 実践演習で使用する『ものがたり』継承法の技法に関する説明など
10:30 ~ 12:00 4. グループ
(4名~6名の2グループ)内で事前検討
・各自が持参した箇条書きメモの発表と質疑
・実践演習の対象とする箇条書きメモを2つ選定
・2回の実践演習の役割分担の決定
12:00 ~ 13:00 昼食休憩 オフィスでお弁当
13:00 ~ 16:40 5. ワンチーム作りの秘訣を伝え合う実践演習 以下の演習を2回繰り返す。
①グループ内演習(50分)
・選定した箇条書きメモを、グループ全員で様々な角度から分析し、対話を通して『ものがたり』継承法の技法を使ってプレゼン資料を作成する。
②クラス演習(各グループの発表・質疑応答・講評(30分)×2=60分)
・各グループは、相手グループに対してプレゼン資料を発表する。
・相手グループは、その発表について、良かった点や疑問に思う点をコメントする。
・発表側はそのコメントに対してコメントを返す。
・講師が演習の結果について講評する。
16:40 ~ 17:30 6. クロージング ・講座全体の振り返り
・クロージング・ミニ演習
・皆さまへのエール

 

補助教材

ご参加特典としてプレゼントいたします、『ものがたり』継承法に関する以下の本(2025年8月28日 初版発行、著者:PMAJ・ PM ノウハウ継承研究会 SIG)を補助教材とし、予習・復習用にご活用ください。 
■題名
実践的な知恵を伝える『ものがたり』集・創刊号
炎上必至のプロジェクト その時あなたは?
~PMBOK® 第7版 12の原理・原則を事例で伝える物語~
■目次
第1部 プロジェクトマネジメントのノウハウ継承
  第1章 プロジェクトマネジメントのノウハウ継承の必要性
  第2章 プロジェクトマネジメントの基本知識と実践的な知恵
  第3章 実践的な知恵を伝える『ものがたり』継承法
  第4章 『ものがたり』の読み方と活用方法
  付録  ① 『ものがたり』を読んだ後のディスカッション用シート
      ② PM四択問題ワークシート
第2部 PMBOK® 第7版 12の原理・原則を事例で伝える物語
  第1話 朧月夜(紹介)
  第2話 パッケージベンダと新ビジネスへ挑戦(前編・後編)
  第3話 合併プロジェクトの落とし穴
  第4話 『2025年の崖』の克服 マイグレーションに潜むふぐの肝
     きちんと計画編(前半・後半)

 

 


問い合わせ先

一般社団法人JAIST支援機構 事務局
お問い合わせはこちらから

主催:一般社団法人JAIST支援機構
後援:北陸先端科学技術大学院大学